引っ越しの際の調味料の梱包方法と捨て方を使いかけの場合と未開封の場合に分けて紹介!

2020.09.28 / コラム
小皿に入れられた調味料

引っ越しの際に意外と困るのが調味料の取り扱いです。

運び方や梱包の仕方を間違ってしまうと、いざ新居で使おうと思った時に腐ってしまっていたり、中身が漏れ出て大惨事になってしまっていた、なんてことも起こりかねません。

捨てるべきか、新居に持っていくべきか、持っていくのであればどのように梱包・運搬するべきか。

この記事では、そんな引っ越し時の調味料の取り扱いについて、詳しく解説しています。

ぜひチェックしてみてくださいね。

1.トラック内の環境を知ろう

1.1.高温になる

1.2.衝撃が加わる

2.引っ越し前の準備

2.1.できるだけ使い切る

2.2.使いかけのものは持っていくか考えよう

3.調味料の梱包方法

3.1.液体調味料の梱包方法

3.2.粉タイプの調味料の梱包方法

3.3.冷蔵が必要な調味料の梱包方法

3.4.ダンボールに梱包する際の注意点

4.調味料を捨てる際の注意点

4.1.液体調味料の捨て方

4.2.ケチャップやマヨネーズの捨て方

4.3.粉タイプの調味料の捨て方

5.調味料の引っ越しのその他の疑問点

5.1.調味料は冷蔵庫の入れたまま運んでも大丈夫?

5.2.長距離の場合はどうすればいい?

5.3.常温のまま運んでも大丈夫?

まとめ:調味料は引っ越し前になるべく減らしておくのが吉!

1.トラック内の環境を知ろう

調味料を新居に持っていこうとする場合、多くの方が引っ越しトラックの利用を第一に考えるのではいでしょうか。

しかし、トラック内の環境は決して調味料の運搬には適していません。

まずはトラック内の環境を知り、持っていく調味料を検討しましょう。

1.1.高温になる

引っ越しトラックは、家具などを運ぶことを想定して設計されています。

そのため、荷台に温度調節機能はついておらず、夏場であれば荷台の中の温度は50度を超えることもあります。

温度差も大きくなるため、常温保存ができる調味料であっても、時期によっては傷んでしまう可能性が十分に考えられます。

夏場・長距離の引っ越しの際は特に、注意するようにしましょう。

1.2.衝撃が加わる

引っ越しトラックの中には、当然その他の家具や荷物もたくさん詰められています。

そのため、走行中の揺れによって荷物同士がぶつかり衝撃が加わることはもちろん、調味料の入った箱の上に重量のある荷物が落ちてくる可能性もあります。

瓶入りのものは特に、衝撃で割れてしまって中のものが漏れ出てしまう恐れがあるので注意が必要です。

2.引っ越し前の準備

食料を無駄にしないためにも、引っ越し前から徐々に整理していくようにしましょう。

引っ越しの際には余った調味料や使っていない調味料は思い切って断捨離することも大切です。

2.1.できるだけ使い切る

生鮮食品と同様、 調味料もできるだけ使い切ることがポイント。

砂糖は小麦粉と一緒にお菓子にするなどして、効率よく消費していきましょう。

できる限り新しい調味料は買い足さず、どうしても必要なものはミニボトルなど小さなものを購入するのがおすすめです。

2.2.使いかけのものは持っていくか考えよう

使いかけの調味料の場合、次のポイントを基準にして、捨てるべきか持っていくべきかを考えます。

・常温保存に向いてない
・残りがわずかである
・買ったもののほとんど使っていない
・賞味期限が近い

これらに当てはまるものは、思い切って捨ててしまうことをおすすめします。

特に使いかけの調味料の場合は開封後1か月~3か月までが賞味期限となっているものがほとんど。

トラック内の環境から考えても、運搬中に更に傷んでしまう可能性があるので、開封後しばらくたっているものはあまり持っていかないほうがいいでしょう。

なお、調味料は捨て方にも注意が必要のため4.調味料を捨てる際の注意点を確認してみてください。

3.調味料の梱包方法

調味料は中身が漏れてしまわないよう、梱包に十分気を付ける必要があります。

今回は、液体、粉、要冷蔵、それぞれのタイプに合った梱包方法をご紹介します。

3.1.液体調味料の梱包方法

瓶やボトルに入っている液体調味料を梱包する場合、使用するものは以下の5点。

・サランラップ
・輪ゴム
・キッチンペーパー
・新聞紙
・ビニール袋

準備ができたら、まずは蓋の上からサランラップを被せ、蓋よりも下の位置で輪ゴムを巻いて固定します。

次に、キッチンペーパーをその上から被せ、輪ゴムで止めます。

そして新聞紙で全体を包んだら、最後にビニール袋に入れ、口をきつく縛って閉じます。

この際、調味料は、1つのビニール袋あたり1つだけ入れるようにしてください。

容器同士がぶつかったり、もしも容器が割れて中身が漏れ出てしまった場合に被害が広がらないようにするためです。

それぞれ包み終えたら、常温保存が可能なものはダンボールに詰めて梱包完了です。

3.2.粉タイプの調味料の梱包方法

粉タイプの調味料を梱包する場合、使用するものは次の通り。

【袋に入っているもの (小麦粉、片栗粉など)】

・ビニール袋
・(タッパー)

【瓶に入っているもの (塩、胡椒など)】

・サランラップ
・テープ
・ビニール袋

袋に入っているタイプの粉類は、封がしっかりと閉じられていることを確認してから、一つ一つビニール袋にいれていきます。

もしも圧力がかかって袋が破けてしまう心配がある場合は、タッパーなどの容器に入れてからビニール袋に包むと安心です。

小さな瓶に入っているような粉タイプの調味料は、容器全体をサランラップで巻いてテープで固定し、ビニール袋に入れましょう。

液体タイプと同様、中身が漏れ出た時に被害を最小限にするため、ビニール袋に調味料は一つずついれておくのがポイントです。

全て梱包出来たら、ダンボールに隙間のないよう詰めていきます。

3.3.冷蔵が必要な調味料の梱包方法

トラックの荷台の温度が安定していないことから、マヨネーズやケチャップ、ソース類などの要冷蔵の調味料を持っていくことはあまりおすすめできません。

どうしてももっていく必要のあるものは、それぞれ漏れないように包んだ上でクーラーボックスに梱包するようにしましょう。

引っ越しの時期が夏の場合や、長距離の移動となる場合には無理にトラックでは運ばず、クール便を利用して別送するのがおすすめです。

3.4.ダンボールに梱包する際の注意点

調味料は重量があるため、ダンボールは小さめのものを利用するようにしましょう。

また、個包装した調味料同士は隙間なく詰め、箱の中で動くのを防ぎます。

梱包した箱には、「天地無用」と書かれたステッカーを張ったり、内容物が調味料であることを運ぶ人がすぐにわかるよう注意書きをしておきしょう。

4.調味料を捨てる際の注意点

調味料は、それぞれのタイプによって処分方法が異なります。

誤った捨て方をしてしまうと、環境汚染にも繋がってしまうので注意してください。

4.1.液体調味料の捨て方

醤油やソース、ドレッシングなどの液体調味料を捨てる場合、紙などに吸収させてから 燃えるゴミとして処分します。

準備するものは下記の3点。

・牛乳パック
・染み込ませる用の紙もしくは布
・ビニール袋

まず、蓋を開けた牛乳パックに不要な紙や布を入れます。

その上から液体調味料を流し込み、パックの蓋をしっかりと閉じます。

ビニール袋に入れて中身が漏れ出ないよう口を閉じたら、燃えるゴミとして廃棄します。

もしくは、廃油処理用の袋などを利用してもいいでしょう。

4.2.ケチャップやマヨネーズの捨て方

ケチャップやマヨネーズは醤油やソースなどのその他の液体調味料のように新聞紙や布に吸収されにくいため、同じ方法で捨てることはできません。

代わりに、下記の3点を準備しましょう。

・クッキングペーパー
・新聞紙
・ビニール袋

新聞紙を広げたら、その上にクッキングペーパーを敷き、中身をすべて出していきます。

出し終えたらそのまま新聞紙とクッキングペーパーで包み込み、ビニール袋にいれて口を閉じます。

あとはその他のゴミと同様に、 燃えるゴミとして処分します。

新聞紙のみで包み込んでも問題はありませんが、クッキングペーパーは吸収率が高く、中身が漏れ出にくくなるためおすすめです。

4.3.粉タイプの調味料の捨て方

粉タイプのものも 燃えるゴミとして処分します。

決して流しに流さないよう気を付けてください。

排水溝のつまりの原因になってしまいます。

準備するものは下記の1点。

・紙袋

粉を紙袋に入れたら、しっかりと口を閉じその他の燃えるゴミと一緒に処分します。

5.調味料の引っ越しのその他の疑問点

調味料の引っ越しについて、その他のよくある疑問についてお答えします。

5.1.調味料は冷蔵庫の入れたまま運んでも大丈夫?

引っ越しの際、冷蔵庫の中身は調味料に限らず全て取り出さなければいけません。

電源を抜いているため保冷効果がなく食品がだめになってしまうことはもちろんですが、運搬中に冷蔵庫が傾いて、中身がこぼれてしまう可能性があります。

故障の原因にもなりますので、必ず中身は空っぽにするようにしましょう。

5.2.長距離の場合はどうすればいい?

移動が長距離の場合は、クーラーボックスなどを利用してトラック内の急激な温度変化から調味料を守るようにしましょう。

夏場の場合は特に、クール便などで別送するのがおすすめ。

使いかけの調味料であれば、思い切って捨ててしまうことも検討しましょう。

5.3.常温のまま運んでも大丈夫?

砂糖や塩、お酢や醤油など、常温で保管が可能なものについては、常温で運んでも問題ありません。

しかし、バターやマーガリンなど、要冷蔵のものについてはクーラーボックスを利用するようにしましょう。

夏場の引っ越しの場合はトラック内の温度が非常に高くなってしまうので、常温保存とされているものでも注意が必要です。

要冷蔵製品については、クール便を利用するのがおすすめです。

まとめ:調味料は引っ越し前になるべく減らしておくのが吉!

今回は引っ越しにおける調味料の取り扱いについてご紹介しました。

運送に使うトラックの環境を考慮し、調味料はなるべく新居にもっていかない方がおすすめ。

引っ越しが決まったら調味料は買い足さず、計画的に消費していくのが吉です。

捨てる際は排水溝が詰まってしまったり環境に悪影響となってしまわないよう、処分の方法に十分気を付けてくださいね。